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2006年8月27日 (日)

【葉桜の季節に君を想うということ】歌野晶午


葉桜の季節に君を想うということ

オススメ度 ★★★★☆

これ、2004年版「このミステリーがすごい」の第1位になった作品です。

終戦のローレライが同年版の2位なのですが、じゃあ、1位はどれだけ面白いんだ?と思い手に取って、早2年。ようやく最近になって、読み終わりました。

単なるハードボイルドものかなと思って読んでいましたが、途中から、「文章表現が何かおかしい」と、何とも言えない違和感を感じていました。どうしてそんな違和感を感じたのかは、最後に待っていた大どんでん返しによって、納得するのですが、この大どんでん返しは衝撃的でした。やられたって感じですね(^^;

「えぇ!?、ちょっと待って、今の何? 何が起こったの?」って思い、数ページ前から、何度も読み直す必要があるほどです。 ただし、このどんでん返しがどれほど衝撃的で面白くても、このミス1位はちょっと納得できませんでした。ミステリー的な要素(フーダニット&ホワイダニット)があまり感じらず、読者と著者の頭脳戦という、ミステリー小説の醍醐味が味わえなかった気がします。まぁ、面白いので何位でもいいのですが。

「葉桜の季節に君を想うということ」。ミステリー小説なのに、恋愛小説っぽいタイトルがついていて、なんかビミョ〜なんですが、逆にそれが印象に残るための戦略なのかなとも思いました。

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» 『葉桜の季節に君を想うということ』歌野晶午 [ほんだらけ]
葉桜の季節に君を想うということ 歌野 晶午 2003年 文藝春秋 P.411 ★★★★★ どうして俺が特別であってはいけないんだ。誰が決めた。特別か特別でないかは生きてみないとわからないじゃないか。優秀な人間を見て、自分は敵わないと思ったら、その時点でもう負けだ。自分の可能性を信じる人間だけが、その可能性を現実化できる資格を持つ。 いつか魂の震えるような女と巡り会い、プラトニックな関係の、本物の恋愛を望む一方で、テレクラや出会い系や合コンで知り合った女との肉欲に溺れる成瀬。 その肉体を... [続きを読む]

受信: 2006年9月 3日 (日) 01時08分

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