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2006年8月21日 (月)

【赤い指】東野圭吾


赤い指

オススメ度 ★★★★☆

この作品、たった今、読み終わったばかりです。ホットなうちに記録を残しておこうと思います。
最近の東野作品は、本格ミステリーファンには物足りないということをよく聞くが、この赤い指も多分、本格ミステリー好きにはお薦めできないかもしれない。

というのも、途中で話の展開が読めて、ラストもあっ、やっぱりねというもので、本格ミステリー的要素という点では「?」と思わざるを得ないからだ。なので、本格ミステリー好きは法月などを読みましょう。

でも、途中でネタが分かってしまっても、最後まで飽きずに読めてしまった。それは、270ページという中に、高齢化社会、家庭内不和、少年犯罪など、現代社会が直面している問題を、きっちり盛り込んでいて、読んでは考え、考えてはまた読む、こんなスタイルで読んでいたからかもしれない。

自分中心的で刹那的な考え方の息子、現実から逃げてばかりの生き方の父親、息子中心で周りが見えていない母親、そして認知症の祖母。家庭というものはそれぞれ問題を抱えている(例え、外からは全く平凡に見えたとしても)。そんな問題だらけの家庭の中にあって、家族愛って一体何なのか? 考えさせられる作品でした。

容疑者Xの献身では、「愛する人(他人)への献身」がテーマであった。赤い指では、「愛する人(家族)への献身」といったところか?

この作品、メインキャラクターはもちろん前原一家だと思う。でも、前原一家が関わった事件を使って、うまく表現された加賀恭一郎の人となりも、隠れテーマとして楽しめるかも?

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コメント

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投稿: Loy | 2006年12月22日 (金) 09時56分

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