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2006年5月18日 (木)

【十角館の殺人】綾辻行人

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綾辻行人のデビュー作。「そして誰もいなくなった」の綾辻版とも言える作品。

オススメ度 ★★★★☆

エラリイ、ポウ、アガサ、オルツィ、カー、ルルウ、そしてヴァン。ミステリー作家の名前をあだ名にしている7人が、孤島内に聳える十角館と呼ばれる館を訪れる。そこは、かつて凄惨な殺人事件が起こった現場だった。そこで彼らに起こる、恐るべき連続殺人。1人また1人と殺されていく。果たして犯人は誰か。

デビュー作品だけに、少々粗さもあるが、それにしてもこのクオリティの高さ。かなり満足した作品です。
読んでいるうちに、ミスディレクションがキーワードかなとは思っていた。でも、文庫版326Pのある一行を読んだときに、自分がしっかりとミスディレクションされていたことに気づき、あぁ、やられた!!と思ってしまった。

推理小説では、読者は「犯人は誰だ」と頭を使う。作家は、「読者に簡単に見破られるものか」と頭を使う。推理小説は作家と読者との頭脳戦だと思う。一冊読み終えたときに、妙に甘いものが食べたくなるのは、相当量のアミノ酸が推理小説を読む際に使われているからだろう。推理小説を読むことは頭の格闘技といってもいいかもしれない。

綾辻行人の作品は本格的推理小説を求める人、そして、作家との頭脳戦を求める人にはオススメです。

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