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2006年4月29日 (土)

就職活動が懐かしい

久しぶりの更新です。

ここ数週間、リクルートスーツを着ている人を街でよく見かける。なるほど、就職活動真っ最中か。

私も、一年前に同じ立場にいたが、後期博士課程修了者ということで、なかなか受けられる企業自体が少なく困っていた。それは、企業側には博士の学位をもっている人は、使いづらいと考えられているからだと思う(製薬系等一部の研究職を除く)。

博士の学位をもっている人は、自分の研究を通して残してきた成果や、確立してきた自分なりのやり方にプライドを持っている。それは企業側の論理とは相容れない部分もあるため、そのせいで余計な摩擦を生む可能性があるということも確かにあると思う。

だからといって、学位をもっている人をあまり採用しないというのはどうなのかと思う。彼らは、それなりに専門分野に特化した知識や、文系の人が気づかないような優れたアイデアを持っていたりする。私には、博士の学位をもっている人で優秀な人を採用しないというのは、やっぱり異端な人がいると面倒だからという企業側のいい訳にしか聞こえない。

欧米では、博士の学位を有する人が、民間企業だけでなく、例えば役人とか、ジャーナリストなど様々な職業で活躍している。日本でも博士の学位を有する人が、研究職以外の多様なキャリアパスを選択できるような環境を作るべきと思う。

でも、世の中には(特に多くの研究者)、「博士課程を終了して博士の学位を取った人で、研究者にならないの人は、研究者への道からドロップアウトした人だ」という考えをもっている人がたくさんいる。

個人的には、「博士の学位をとること」は研究者になるためのスタートラインに起つために、最低限必要なことでしかないと思う(理系では)。学位を取った段階では、研究者生活はまだ始まっていないに等しい。だから、学位を取って研究者以外の道に進むことは、決してドロップアウトではない。

私は、幸運にも就職できた。自分の未来像はまだ、朧げながらにしか見えていなので、本当にこれで良かったかどうか現時点では分からない。でも、私のようなキャリアパスもあるのだということを、多くの博士課程に在籍している学生に示すことも仕事の一つだと思っている。

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